愛犬の口臭の改善策について知ろう

１．犬の口臭の原因

犬の口は、本来何の臭いもしません。しかし犬も人間と同じように、歯垢や歯石がたまっていると口臭がするようになってしまいます。
歯垢とは食べカスや死滅細胞等が歯に付着したもののことを、歯石とは、その歯垢が石灰化して硬くなってしまったもののことをいいます。つまり歯石は、腐敗物や老廃物の塊なのです。
そのため、歯石がたまってくると口臭がするようになるわけですね。
また、歯石に繁殖する雑菌も口臭の原因となります。というのも、腐敗物や老廃物で構成された歯石は、雑菌が繁殖するには最高の環境です。そのため一度歯石がたまるとそこに雑菌が繁殖してしまい、その影響で口臭が酷くなってしまうのです。

さらに歯周病も、口臭の原因となります。
歯石がたまってくるとそれが原因で歯周病になることがあるのですが、歯周病になると歯茎に炎症が起こったり、歯の組織が溶けたりしてやはり雑菌がどんどん繁殖するようになってしまいます。
そしてその結果、口臭が酷くなってしまうのです。

２．犬の口臭の改善法

上で犬の口臭の原因についてご説明させていただきましたが、口臭の原因が歯石であるにせよ、歯周病であるにせよ、諸悪の根源は歯垢にあることがお分かりいただけるかと思います。
歯石とは歯垢が石灰化したものですし、歯周病は歯垢が石灰化した歯石が原因で起こる病気だからです。

そこで、犬の口臭を改善するためにはまず、丁寧な歯磨きをすることによって歯の表面に付着した歯垢を除去してあげることが有効です。
犬用の歯ブラシを使用して歯磨きするのもいいですし、歯磨きジェルをガーゼやコットンに着けて歯垢を拭き取るもの良いでしょう。あるいは、歯磨き効果のあるガムも有効です。

また、歯の表面に歯石が付着しているという場合には、歯石を除去することで口臭を改善することができます。
最近はペット用品店やネットショップ等で歯石を除去するための器具を購入することもできますが、これまで歯石除去をしたことがないという方は動物病院で歯石除去をしてもらうことをおすすめします。
素人が下手に歯石除去をしようとすると、犬に不要な痛みを感じさせてしまい、それがトラウマとなって歯石除去どころか口の中を触らせてもらえなくなる可能性があるからです。

また、歯周病が原因で口臭が酷くなっているという場合にも、やはり動物病院を受診して歯石除去や投薬による治療を受けさせる必要があります。

ペットの口内のケアの理想的な商品は、簡単で使いやすく、継続的に続けられるものであるべきだと考えます。ペットの体に安全で、ストレスなく使用されるべきです。そして、確かな効果が期待出来るものが良いでしょう。人気なのが、スプレータイプで液体を口に吹きかける歯石ケアと、ペットの飲み水に液体を混ぜるタイプのケアです。どちらもお手軽ケアで、健康的な口内環境を育ててくれます。深刻な歯石はスプレータイプで、普段のデイリーケアは飲み水に混ぜるタイプがお薦めです。９７０以上もの動物病院やサロンがモニターし、口内環境を整えるために選んでいるので、お近くの動物病院やサロンで安く購入できるでしょう。