自宅で犬の歯石を除去する方法を教えてください。

１．自宅でも歯石除去は可能

歯石除去は、道具を揃えさえすれば自宅でも行うことができます。もちろん動物病院でしてもらうような徹底した歯石除去をすることはできませんが、歯の表面に見えている部分の歯石に関しては除去することができますので、愛犬のオーラルケアの一環として歯石除去をしてあげるのもおすすめです。

自宅で犬の歯石を除去するためには、スケーラーとカンシを購入する必要があります。スケーラーとは歯石を削るために必要な器具のことを、カンシとは大きな歯石を砕いたりする際に使用する器具のことをいいます。
これらの道具はペット用品店でリーズナブルに購入することができます。スケーラーについては、先がとがっているものと平らになっているものとの２種類をそろえておくと便利ですよ。

２．自宅で歯石除去をする方法

さて、道具をそろえることができれば、いよいよ歯石を除去していきましょう。
歯の表面にびっしりとこびりついた歯石はカンシで軽くはさむとパキッと割れて簡単に除去することができます。また歯の生え際や歯が入り組んで生えている部分に溜まっている歯石は、先がとがったスケーラーを使用することで除去することができます。

また横になってくれる子であれば、横になってもらったほうがやりやすいと思います。膝枕をしてあげると、犬も安心して身を任せてくれますね。
「もうちょっとだから頑張ろうねー。」や、「よく頑張っていい子だねー。」など、声をかけて褒めながらすると犬のほうも協力的になってくれます。

３．自宅で歯石除去をする際の注意点

自宅で犬の歯石を除去する場合には、いくつか注意すべき点があります。

まずは、使用する器具を清潔に保つということです。歯石除去をするためには口の奥のほうにまで器具を突っ込む必要があります。また場合によっては器具で歯茎に傷をつけてしまう場合もあり、不潔な器具で傷つけられた歯茎は化膿してしまう可能性もあります。
そこで歯石除去をする際には使用する器具をしっかりと洗浄し、清潔な状態にしておきましょう。また使用した後の器具は煮沸消毒をして、しっかりと乾燥させてから保管するのがおすすめです。

また、歯石を除去する際にはスケーラーで歯を削りすぎないようにしましょう。
犬の歯は意外と脆く、ちょっとしたことで亀裂が入ってしまうことがあります。また歯の表面を覆っているエナメル質は、一度傷がついてしまうと元に戻ることはありません。
そこで犬の歯石を除去する際には、あまりゴリゴリと削りすぎないようにやさしく剥がすように歯石を取り除いていきましょう。

ペットの口内のケアの理想的な商品は、簡単で使いやすく、継続的に続けられるものであるべきだと考えます。ペットの体に安全で、ストレスなく使用されるべきです。そして、確かな効果が期待出来るものが良いでしょう。人気なのが、スプレータイプで液体を口に吹きかける歯石ケアと、ペットの飲み水に液体を混ぜるタイプのケアです。どちらもお手軽ケアで、健康的な口内環境を育ててくれます。深刻な歯石はスプレータイプで、普段のデイリーケアは飲み水に混ぜるタイプがお薦めです。９７０以上もの動物病院やサロンがモニターし、口内環境を整えるために選んでいるので、お近くの動物病院やサロンで安く購入できるでしょう。