歯石予防効果のある歯磨きの仕方について
2014/05/11
1.歯ブラシの使い方
歯磨きは、歯石を予防するためにとても有効な方法です。そして同じ歯磨きをしても、歯ブラシの使い方ひとつでその歯石予防効果を高めることができます。
そこでここでは、歯石予防効果の高い歯ブラシの使い方についてご紹介させていただきます。
まずは、先がとがった形をしている歯を磨く場合についてです。
先がとがった歯を磨く場合には、歯に対して45度の角度になるように歯ブラシを傾けましょう。そして小刻みに歯ブラシを動かしてブラッシングをします。
そうすることで、歯の表面に付着した歯垢を落とすことができるのはもちろん、歯の生え際の部分の歯茎をマッサージすることができます。
次に奥歯を磨く場合についてです。
奥歯を磨く場合は歯の側面に対して平行にブラシを当て、やはり小刻みに歯ブラシを動かしてブラッシングをしましょう。これは「バス法」と呼ばれる方法で、歯周ポケットの汚れを落とすとともに歯茎のマッサージをすることで歯周病を予防する効果があります。
そして一通り磨き終わった後は、歯ブラシをくるくると円を描くように動かし、歯の汚れを落とすとともに歯肉のマッサージをしましょう。
以上のような動作を繰り返すと、歯の表面や歯周ポケットに溜まった歯垢をしっかりと落とすことができるとともに、マッサージ効果により歯茎を引き締めることもできますので、優れた歯石予防効果を得ることができます。
2.歯周ポケットは念入りに
愛犬の歯磨きをするにあたって、ひとつ覚えておいていただきたいことがあります。それは、「歯周ポケットの中は特に念入りに磨く」ということです。
歯と歯茎の間には、「歯周ポケット」と呼ばれる溝のような部分ができています。そしてこの部分に歯垢がたまると、徐々に石灰化が進んで歯石になってしまいます。
歯の表面に付着した歯石に関しては簡単に除去することができますが、歯周ポケットの中に溜まった歯石については簡単に除去することはできません。動物病院での処置が必要となる場合もあります。
また、歯周ポケット内の歯石は歯周病の原因にもなります。
そこで歯磨きをする際には、歯周ポケットの中に入り込んだ歯垢をしっかりと除去することが重要となるのです。そうすることで目に見えない部分に歯石が蓄積することを防ぐとともに、歯周病を予防することができます。
歯磨きは愛犬の健康を守る大切な作業ですので、少々時間はかかっても丁寧に行いましょう。
ペットの口内のケアの理想的な商品は、簡単で使いやすく、継続的に続けられるものであるべきだと考えます。ペットの体に安全で、ストレスなく使用されるべきです。そして、確かな効果が期待出来るものが良いでしょう。人気なのが、スプレータイプで液体を口に吹きかける歯石ケアと、ペットの飲み水に液体を混ぜるタイプのケアです。どちらもお手軽ケアで、健康的な口内環境を育ててくれます。深刻な歯石はスプレータイプで、普段のデイリーケアは飲み水に混ぜるタイプがお薦めです。970以上もの動物病院やサロンがモニターし、口内環境を整えるために選んでいるので、お近くの動物病院やサロンで安く購入できるでしょう。
関連記事
-
-
最近は、トリミングサロンでも歯石を除去してもらえると聞きました。犬の歯石除去は動物病院でなくてもできるのですか?
目次1.トリミングサロンでの歯石除去2.トリミングサロンでの歯石除去と動物病院で …
-
-
犬の歯に歯石がたまると、どうなってしまうのですか?
歯にたまった歯石は、犬の健康に様々な影響を及ぼしてしまいます。ここでは、犬の歯石 …
-
-
歯石が溜まっているかどうかのチェック方法
愛犬の健康を守るためには、適切なオーラルケアが欠かせません。そしてオーラルケアを …
-
-
歯石が貯まる犬の口内環境について知ろう
愛犬のオーラルケアをするためには、どうして犬の歯に歯石がたまってしまうのかという …
-
-
歯石予防には歯磨きガムが有効であると聞きましたが、実際のところはどうなのですか?
目次1.歯磨きガムとは2.歯磨きガムの魅力3.歯磨きガムを与える際の注意点 1. …
-
-
犬の歯石を取るには、どのような方法がありますか?
犬の歯石と除去する方法としては、主に3つの方法が挙げられます。動物病院で除去する …
-
-
なぜ犬の歯に歯石が溜まるのか
「犬の歯に歯石がたまると健康に悪いから、歯石がたまらないようにしてあげなければな …
-
-
歯石がたまると歯周病になると聞きました。歯周病かどうかはどこを見れば判断できますか?
目次1.初期症状がわかりにくい歯周病2.歯周病かどうかの判断方法 ・歯が汚れてい …
-
-
犬にも、定期的に歯の検診を受けさせたほうがいいですか?自宅でも歯石のチェックはできますか?
目次1.歯科検診を受けさせよう2.家庭でも歯のチェックを 1.歯科検診を受けさせ …
-
-
犬の歯周病を放置した結果、4つのステージを経て危険が迫る。
犬の歯石は歯周病の原因となってしまいます。そこでここでは、歯周病を放置していると …
- PREV
- 歯茎マッサージは歯石予防効果があるのか?
- NEXT
- 歯石がつきにくいフードやおやつを選ぼう