歯石が溜まりやすいと言われている小型犬

１．小型犬について

ここ数年、小型犬人気が加速しています。小型犬の代表格といえばチワワやトイプードルですが、最近ではさらに小さなティーカッププードルやマイクロティーカッププードルといったとても小さな犬も出てきています。
小型犬は初めて犬を飼う人でもとても扱いやすく、しつけも大型犬と比べて簡単であるため、家族の一員として小型犬を迎える方はとても多いです。

ただ、小型犬には大型犬にはない特徴もあり、その特徴のために様々な病気にかかりやすいという部分もありますので、飼い主さんとしてはそういった点についてもしっかりと把握しておきたいところです。

２．小型犬の歯に歯石がたまりやすい理由

様々な犬の診察をしてきた獣医さんの話によると、小型犬の歯は大型犬の歯と比べて歯石がたまりやすいのだそうです。そしてその理由には、小型犬特有の特徴が大きく関係しています。

その特徴としてはまず、「小型犬は歯の大きさに対して顎が小さい」という点が挙げられます。
大型犬の場合は十分な顎の大きさがあるため、歯と歯の間には適度な隙間ができるのですが、小型犬の場合はそういうわけにはいきません。歯の大きさに対して顎が小さいため、歯と歯の間に隙間ができないばかりか、歯が重なって生えてしまい歯垢がたまりやすくなるのです。
そしてその歯垢が石灰化すると、歯石になってしまうというわけです。

また小型犬には、大型犬と比べて乳歯が残ってしまうことが多いという特徴もあります。乳歯が残存したままで永久歯が生えてくると、乳歯と永久歯が重なりあってしまうため、その部分に歯垢がたまり、やはり歯石となってしまうのです。

３．小型犬は歯周病にもかかりやすい

小型犬は歯石がたまりやすいということを上で説明しましたが、歯石がたまりやすいということは、その歯石を原因とする歯周病にもなりやすいということになります。
実際ある機関が行った調査によると、歯周病罹患率の高い犬種第１位はイタリアン・グレーハウンド、第２位はトイプードル、第３位はパピヨン、第４位はヨークシャ・テリア、第５位はカニーンヘン・ダックスフンドだったのだそうです。
見事に小型犬ばかりがランクインしていますね。

この調査結果からも分かるように、小型犬は他の犬種と比べて歯石がたまりやすく、歯周病になりやすいという特徴があります。
そこで小型犬を飼う場合には、こういった小型犬の特徴をしっかりと理解したうえで、適切なオーラルケアをしてあげることが重要となるのです。

ペットの口内のケアの理想的な商品は、簡単で使いやすく、継続的に続けられるものであるべきだと考えます。ペットの体に安全で、ストレスなく使用されるべきです。そして、確かな効果が期待出来るものが良いでしょう。人気なのが、スプレータイプで液体を口に吹きかける歯石ケアと、ペットの飲み水に液体を混ぜるタイプのケアです。どちらもお手軽ケアで、健康的な口内環境を育ててくれます。深刻な歯石はスプレータイプで、普段のデイリーケアは飲み水に混ぜるタイプがお薦めです。９７０以上もの動物病院やサロンがモニターし、口内環境を整えるために選んでいるので、お近くの動物病院やサロンで安く購入できるでしょう。