犬は8歳をすぎる頃から深刻な歯周病に
あなたはご存知でしたか?
歯磨きなどでしっかり口内のケアをされていない犬は8歳頃に深刻な症状に悩まされています。
でも、うちの犬は虫歯になってないし、大丈夫でしょ?
と思う方も多いですが、基本的に口内の性質が人間とは違うため、犬は虫歯にはなりません。しかしその反面、歯垢が石灰化しやすくなり、歯石がとても付きやすい。
そもそも、歯垢とは、その成分の9割以上が、歯周病菌の細菌からできて、塊になっています。その歯垢に、唾液のカルシウムなどがくっついてきて、歯の周りに固く黄色い石状になってできています。これが歯石です。それをさらに放置すると、その歯石の中に細菌が多く含まれた、より毒性の強い歯石が歯茎の中の方に付着していくのです。その結果、歯周病の進行をすすめることになります。
しかも、人間の5倍以上のスピードで歯石が付着するので、当然、歯周病になりやすい。
その証拠に、3歳以上の8割のペットが歯周病にかかっているという報告があります。
犬の歯みがきは、この歯周病予防のために必要なのです。
歯周病を是が非でも避けなければならない理由は、単に歯を失わないためだけでなく、バイキンが口内から内蔵に流れるため、様々な病気を誘発するからなのです。
歯石は病院でとってももらえば大丈夫でしょ?
たしかに病院で歯石を取るのも一つの手です。
しかし、全身麻酔が必要なため、高齢になるほどリスクが高くなって、場合によっては麻酔がかけられないが故に治療ができず、結果、手のほどこしようがなく、死んでしまうこともあります。
やはり、愛するペットに長生きしてもらうためには、普段からの歯磨きが大切なんです。
ペットの口内のケアの理想的な商品は、簡単で使いやすく、継続的に続けられるものであるべきだと考えます。ペットの体に安全で、ストレスなく使用されるべきです。そして、確かな効果が期待出来るものが良いでしょう。人気なのが、スプレータイプで液体を口に吹きかける歯石ケアと、ペットの飲み水に液体を混ぜるタイプのケアです。どちらもお手軽ケアで、健康的な口内環境を育ててくれます。深刻な歯石はスプレータイプで、普段のデイリーケアは飲み水に混ぜるタイプがお薦めです。970以上もの動物病院やサロンがモニターし、口内環境を整えるために選んでいるので、お近くの動物病院やサロンで安く購入できるでしょう。
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